その4 別れ際、もっと好きになる

4月も終わりますね。学生、新社会人の方は、五月病には気を付けましょう。ひとつの価値観、場所、世界に固執してしまっていませんか?家族、地元の友人、趣味の仲間などいろいろな人と付き合うことなどが推奨されていたりします。私はそういうの苦手かつ嫌いだったので、なんとか乗り切るタイプです。(どうでもいい)

 

話は変わりますが、元乃木坂46深川麻衣さんの露出が多く嬉しく思っております。舞台、テレビへの出演、バナナマンとの共演もあり、深川さんの魅力が世に広まっていってほしいです。

自分が乃木坂にハマった時には既に卒業をしてしまっていましたが、卒業ソングである「ハルジオンが咲く頃」は彼女自身を表現した楽曲であり、聴けば人柄や存在の大きさを感じることのできる大好きな一曲です。過去の映像を振り返ると、メンバーとの信頼関係やグループに与えた功績を窺い知れます。一度でいいから握手してみたかった。

 

そんな深川麻衣さんは、乃木坂46卒業時、進路として女優の道は頭にあった事と思います。たしか引退についても含みを持たせていたと思いますが、芸能界での仕事も考えていたでしょう。乃木坂工事中の最後の挨拶で「これからも乃木坂46をよろしくお願いします」のメッセージは印象的でした。

卒業してしまうが同じ世界に身を置くことを考えると、今後のグループのさらなる発展を祈っている気持ちを伝えたかったのだと思います。大人か!!

 

一方、世間が騒いでしまっているグループの卒業、芸能界の引退をした橋本奈々未さん。私の推しメンは、自分を持ち、芯が強く、冷静に周囲との関係を見渡し、最後まで彼女のイメージらしく去っていきました。

卒業ソングである「サヨナラの意味」に込められたものは、5年半の彼女のグループの功績とファンへのメッセージが同時に表れています。何度この曲を聴いて、MVを観たことか。

 

そんな橋本奈々未さんは、乃木坂46を卒業とともに、芸能界を引退しました。最後の乃木坂工事中では笑顔で終われる企画を希望し、メッセージは「これから私も頑張りますので、皆さんも幸せに過ごして下さい」でした。

2017年2月20日の前後のテレビ、ラジオ、雑誌、写真集などで多くのメッセージを残しましたが、その多くが引退を意識し、別れを惜しむファンへの言葉であったと思います。名言とされた言葉がいくつも胸に響いてきました。本当にいい夢を見させてくれました。

 

さて、冒頭で五月病の話をしましたが、今回の橋本奈々未さんの件は少し気落ちしてしまいました。ここからは少し辛辣なことを書きますが、何がショックだったかというと、公式ホームページにコメントが出たことです。

「最後の日、最後のブログ、最後のモバイルメールを本当の私の最後にしたかったのですが、このような形でまた言葉を残さなくてはいけないのはとても悲しいです。」

 橋本奈々未さんもその中でこう言っていますが、それよりも優先して出したかったコメントと思います。非常に思いやりのある言葉が綴られていました。さらに、これを受けて「彼女らしく、不器用なやり方」として好意的なツイートを何人も拝見して感動しました。

しかし、やはり、こう思ってしまうわけです。

「お別れしたから、そちら側(芸能界)から現れないで」とか「契約期間とか知らないよ」とか「内々、内輪で解決できるんじゃないの?」とか。

 

私は、週刊誌に書かれていることの真偽にはまるで興味がありません。もっと言うと、本人の言葉も信頼していません。家族でもなければ、知り合いでもありません。ましてや生きている世界が違います。どれが本当で、嘘かなんて自分には一生分かりません。

でも、いい夢を見るために、楽しむために、応援するために、プラスの言葉をくみ取って、受け入れて、流れに乗っていくわけです。

 

こういった報道が出ることは、想定できること。本当に芸能界に向いていない人なんだなと改めて思いました。でも、そういうところが好きだった訳ですが。

 

5月を前にやるせない気持ちになりました。誰が悪いとは思っていません。各々がそれぞれの生き方をしているだけ。

あと、この件が原因で橋本奈々未さんを、乃木坂46を嫌いになってしまった人がいたら非常に残念です。